Quality Saltwater Game WILD CAT
WILD CAT航海日誌
2003年8月前半

■03/08/13 荒天で沖へ出られず。サバ島でアジ、サバ釣り

8日から9日にかけて台風10号が四国東岸から近畿北部を通過。高波と雨により三輪崎沖はひどい濁りになった。すさみ沖は回復が早く、11日に智丸の朝本船長がクルーザーに同乗して120kgのカジキをキャッチ。その後、天候が悪くなり沖へ出るが機会ないままお盆休みを迎える。杉本さん、斉藤さん、小西さんらと女性2人を含む8人グループを乗せて午後1時40分出港。まず最初に宇久井沖大敷網周辺でシイラを狙ってみるが反応なし。水温23.6度。サバ島付近へ向かい、アンカーを打ってサビキ釣りをする。アミエビを撒きながらサビキ仕掛けを上下させていると、15〜18cmのアジと10cm前後のネンブツダイが次々に掛かってくるが、狙いのサバがなかなか釣れない。釣り続けるうち、20cmぐらいのサバが掛かってくるようになるが、ときおり釣れるだけでサイズも小さい。なんとか35cmぐらいのを1尾キャッチしたところで、北西の風がやや強くなり波が高くなってきたので、午後4時30分に釣りを終了し、午後4時40分帰港。

■03/08/06 台風10号が接近。潮岬-大島沖でストライクなし

沖縄の南方海上から台風10号が北上。8日頃に接近してきそうなため、この後しばらく釣りに出られそうにない。2日、3日とカジキのストライクが連続した串本大島沖のエリアチェックに向かう。午前5時55分出港。樫野崎沖へ。港の前の水温24.0度。午前6時22分、梶取崎の真東沖1マイル。水温24.3度。午前6時30分、梶取崎を過ぎた所で魚探に根が映ったのでチェックする。午前7時3分、樫野崎の真東沖1.5マイル(北緯33度28分、東経135度53.8分)でトローリング開始。水温24.1度。南東からのうねりが大きくなり始める。午前7時8分、北緯33度27.2分、東経135度54.5分に潮目があり水温が25.0度から次第に上昇し始めるが濁りは依然取れず。午前7時18分、北緯33度26.5分、東経135度53.2分。水温27.0度。潮色がよくなる。午前7時30分、北緯33度26分、東経135度53分から水深300mライン沿いに西へ。水温27.5度。船速が3.6ノットに落ちる。午前7時42分、樫野崎の真南沖2.6マイル(北緯33度25.4分、東経135度52分)。水温27.6度。カジキ狙いのケンケン漁船が南側をしばらく併走する。午前8時9分、須江崎の真南沖2.1マイル(北緯33度24.8分、東経135度50分)。水温27.7度。午前8時25分、北緯33度24.3分、東経135度48.8分で東西に続く潮目にかかる。潮目の南側の水温27.9度。午前9時8分、潮岬の真南沖2.3マイル(北緯33度23.7分、東経135度45.5分)。水温27.8度。複雑な潮目が続き、水温が細かく上下する。午前9時25分、北緯33度23.6分、東経135度44分から北東へ。水温28.4度。午前9時37分、潮岬の南沖1マイル(北緯33度25分、東経135度45.2分)から南東へ。水温28.0度。南下するにつれて水温が上昇する。午前9時56分、北緯33度23分、東経135度46.5分から北東へ。水温28.8度。午前10時5分、北緯33度23.8分、東経135度47.3分で潮目を越え水温が28.2度に下がる。ジグザグに潮目を伝いながら東へ。潮目の北側の水温28.0度、南側の水温28.7度。東向きに走ると船速が11.3ノットに上昇。午前10時53分、樫野崎の真南沖3マイル(北緯33度25分、東経135度52分)から北東へ。水温28.6度。南東の風が吹き始める。間もなく水温が28.2度に下がる。午前11時10分、北緯33度27分、東経135度54.5分で水温が27.0度から25.2度に下がり、潮色が濁ってきた所でトローリング終了。午前11時50分、梶取崎沖で根をチェック。午後0時25分帰港。台風の波で魚の活性が上がっているかと思ったが、何のストライクもなかった。港へ帰ってから漁師のおっちゃんに聞いた話によると、先週後半に三輪崎と宇久井の漁師がそれぞれ150kg前後のカジキを釣ってたとのこと。台風後はポイントが近場に移る可能性がありそう。

■03/08/03 カジキ2日連続フックアップせず。シイラは好調

KTMの北岡さん、安田さん、根来さんと一緒に午前6時出港。港のすぐ前にサバのナブラが見当たらないので、午前6時20分に宇久井沖大敷網周辺へ向かう。大敷網のすぐ手前でイワシのナブラを発見。メタルジグをキャストしてみるが何も釣れず。水温25.1度。午前6時35分から大敷網周辺でキャスティング。すぐに北側のマーカーでシイラがくるがラインブレイク。真ん中付近で70cm級を1尾キャッチ。南寄りでダブルストライク。65cmを1尾キャッチするが80cmオーバーはラインブレイク。南側のマーカーで北岡さんの100cm含む3尾キャッチ。午前7時40分に再び港の前へサバのナブラを探しに行くが見当たらず。近くで一本釣りの漁船が小型のカツオを入れ食いさせてるのが見える。午前7時50分、樫野崎沖へ向かう。午前8時5分、梶取先の東沖2マイル。水温25.2度。間もなく25.0度に下がる。午前8時32分、樫野崎の真東沖2.4マイル(北緯33度28分、東経135度54.9分)でトローリングを開始し南西へ向かう。水温25.0度。午前8時38分、北緯33度27.3分、東経135度54.8分で黒潮の潮筋に入る。水温が27.5度に上昇。南へ。午前8時54分、北緯33度26分、東経135度54.8分から北西へ。水温27.7度。トローリングのチャーター船が見えてくる。午前9時22分、北緯33度26.8分、東経135度52.8分から南西へ。水温27.7度。午前10時10分、北緯33度24分、東経135度50.7分から北西へ。水温27.8度。午前10時30分、通夜島の南沖1.5マイルでロングコーナーのサザンクロス40mmにストライクがありラインが一瞬引き出される。カジキが水面から背中を出してルアーを追うのが見え、ルアーに2回タッチしてくる。さらにラインが10mぐらい引き出されるストライクがあったらフックアップせず。その後しばらくルアーを追って泳いでるのが見えていたが、そのうち見えなくなる。水温27.7度。それから1時間以上付近を走り回ったがストライクなし。午前11時50分、水温が28.2度に上昇。午後0時から西へ。船速4ノット。午後0時15分、北緯33度24.4分、東経135度47.6分から東へ。水温27.9度。船速11ノット。次第に北寄りに進路をかえながら水深200〜300mライン伝いに樫野崎の東沖へ。午後0時53分、北緯33度27.3分、東経135度55分から北東へ。水温27.9度。午後1時、北緯33度28.5分、東経135度55.5分で黒潮の境の潮目を越え水温が25.4度に下がる。トローリング終了。午後1時40分、宇久井沖大敷網周辺でキャスティング開始。すぐに南側のマーカーで65〜100cmが4尾釣れる。安田さんがメーターオーバーをスレ掛かりさせファイティングチェアに座ってファイトを開始し、30分ファイトしたところでフックアウトのバラシ。午後2時50分釣り終了。午後3時10分帰港。キャスティングのシイラはたくさん釣れたが、カジキは前日に続きストライクがあったもののフックアップせず。ルアーをかえるか何か対策を考える必要があるかも。

■03/08/02 カジキのストライクあるもフックアップせず

大地さん、三宅さんと一緒に午前6時40分出港。午前7時45分まで港のすぐ前でサバのナブラを追いジギングをしてみるが釣れず。水温24.1度。午前7時50分から宇久井沖大敷網周辺でキャスティング。水温25.0度。北側のマーカーで釣り始めてすぐにポッパーとペンシルベイトを80cm級が追ってくるが、なかなかフックに掛からない。ようやく70cm級を1尾キャッチ。同サイズのバラシ数尾。午前8時40分にキャスティングを終了して樫野崎沖へ向かう。午前9時17分、北緯33度27.6分、東経135度55.7分で黒潮の潮筋に入る。水温が24.7度から一気に27.2度に上昇。トローリングを開始し南へ向かう。午前9時30分、北緯33度26.3分、東経135度56分から北西へ・水温27.5度。午前9時35分、北緯33度26.5分、東経135度55.8分でショートリガーのパクラ・スプロケットに1mのシイラがくるがボートの近くまで寄せてきたところでフックアウト。水温27.5度。午前10時10分、樫野崎の東南東沖1.6マイル(北緯33度27.5分、東経135度53.9分)で黒潮の境の潮目を越える。水温25.0度。南西へ。午前10時45分、樫野崎の南3マイルでショートリガーのクリップが外れる。しばらく間を置いて、カジキが水面から背中を出してルアーを追うのが見え、ロッドが曲がり一瞬ラインが出るがフックアップせず。誘いをかけてみるが、その後チェイスなし。水温27.4度。午前11時、北緯33度24分、東経135度52.1分から北西へ。水温27.2度。午前11時13分、北緯33度24.5分、東経135度51.2分に潮目がありゴミが浮いてるのが見える。水温27.3度。潮目伝いに東へ。船速10.5ノット/1150rpm。午前11時40分、北緯33度25.9分、東経135度55.7分から南へ。水温27.5度。午前11時50分、北緯33度25分、東経135度56分から西へ。水温27.3度。船速4ノット/1100rpm。午後0時40分、北緯33度25.1分、東経135度52分から北東へ。水温27.3度。午後1時37分。樫野崎の東沖5.3マイル(北緯33度28.3分、東経135度58.4分)で黒潮の境の潮目を越え水温が25.3度に下がった所でトローリング終了。午後2時から宇久井沖大敷網周辺でキャスティング。水温25.8度。南側のマーカーでバラシ1回。北側のマーカーでバラシ1回。午後2時23分、釣り終了。午後2時40分帰港。樫野崎沖でカジキのストライクがあったがフックアップせず。キャスティングのシイラはタックルが十分でなくバラし過ぎ。

■03/08/01 近くのエリアはいまだカジキの気配なし

7月19、20日のJGFAビルフィッシュトーナメントin串本は2日間で23尾のカジキがキャッチされた。トーナメント後もカジキが順調に釣れ続き、すさみの智丸が27、28日と連続でバラしたりしていたが、その間、西表島へ釣りに行っていたので約2週間ぶりの出漁。近くのエリアにカジキが回ってきていないかどうかチャックしてみる。午前6時20分出港。カワカミマリンの川上さんが一文字波止先端でイシダイ釣りをしてるのが見える。港の周辺にサバの群れがいないかどうかチェックするが見付からず。南東沖へ向かう。港の前の水温24.0度。午前6時45分、3マイル沖(北緯33度37.7分、東経136度02.7分)で釣り開始。水温23.9度。午前7時20分、北緯33度34.5分、東経136度07分から南へ。水温23.5度。午前7時30分、太地沖水中漁礁(北緯33度33分、東経136度07分)。水温23.6度。イワシのナブラが見えるが潮色よくならず。南の方に突きん棒の漁船が見える。午前7時40分、北緯33度32.2分、東経136度06.3分から北東へ。水温24.0度。船速6.8ノット。雲が少なくなって陽が射し込んでくる。午前7時46分、北緯33度32.6分、東経136度06.7分でロングリガーのサザンクロス40mmにシイラのストライクがくるがフックアップせず。水温23.8度。間もなく23.6度に下がり、しばらく行くと23.7度から24.0度に上昇する。午前9ゾ、港の真東沖9.6マイル(北緯33度40分、東経136度11分)から北へ。水温24.0度。午前9時35分、鵜殿の真東沖7.8マイル(北緯33度44分、東経136度10.9分)。水温24.1度。午前9時50分、北緯33度45.7分、東経136度10.6分で潮目に近付きトリヤマとイワシのナブラが数カ所に見えてくる。潮目にさしかかると潮色がややましになる。水温24.0度。午前10時2分、阿田和の真東沖6.6マイル(北緯33度47分、東経136度10.4分)から南西へ。水温23.9度。船速が8.2ノットに上昇。午前10ゾ18分、北緯33度45.6分、東経136度08.5分で錦のチャーター船、宗丸に出合う。水温24.2度。近くにロープの塊がありルアーを通してみるが魚の反応なし。午前10時40分、鵜殿の真東沖4.5マイル(北緯33度44分、東経136度06.9分)で潮色が緑がかり濁ってくる。水温24.3度。午前11時5分、4.2マイル沖(北緯33度41分、東経136度04.2分)で釣り終了。ジギングポイントを数カ所テックした後、午前11時40分帰港。近くのエリアは依然として水温が低く、潮色もよくない。カジキ狙いなら、まだしばらくの間は串本大島沖まで走った方がよさそう。

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