Quality Saltwater Game WILD CAT
WILD CAT航海日誌
2003年6月

■03/06/29 下野正希プロと釣りに出たがカジキもシイラも行方不明

6月27日にすさみの智丸で釣りに出たがストライクなし。その日の夜に下野さんと大橋君が釣りビジョンの取材で三輪崎へ。28日は南西の風が強く大荒れとなり出漁できず。一時強い雨も降った。波がおさまったのを確認して、29日午前7時10分出港。梶取崎方向へ向かう。港の前の水温21.6度。梶取崎に近付くにつれて南からのうねりが次第に大きくなる。午前7時37分、梶取崎の真東沖0.8マイルから南へ。水温21.8度。南からのうねり2m。午前7時58分、樫野崎の東北東沖4.7マイル(北緯33度29.9分、東経135度57.2分)でクジラの突きん棒漁の漁船が見えてきた所で釣り開始。水温21.7度。そのまま南へ向かうと水温がいったん21.2度に下がり、すぐに潮目を越えて21.9度に上昇。午前8時13分、樫野崎の真東沖4.2マイルに潮目があり水温が22度に上昇。午前8時25分、北緯33度26.5分、東経135度57分で強い潮目を越え水温が21.4度から22.6度に上昇。間もなく黒潮の中に入り、さらに23.6度に上昇。午前8時40分、北緯33度25.3分、東経135度57分に潮目があり水温が24.0度に上昇。午前9時、北緯33度23.5分、東経135度56.8分から北西へ。水温23.9度。午前9時33分、北緯33度26分、東経135度55分から黒潮の境目伝いに西へ向かう。水温23.8度。船速が4ノットに落ちる。西へ向かうにつれて西風が強くなり、波も高くなってくる。午前10時55分、北緯33度23.6分、東経135度50分から北東へ水温23.8度。午前11時10分、北緯33度25.2分、東経135度51.5分から東へ。水温23.8度。船速が10.5ノットに上昇。午前11時35分、北緯33度26分、東経135度56.8分から北東へ。水温24.1度。午前11時43分、北緯33度27分、東経135度57.3分で黒潮の境目を越え水温が23.4度から22.1度に下がる。午前11時50分、潮境の南側を東へ。水温24.0度。次第に波が小さくなる。午後0時、北緯33度27.1分、東経135度59.6分から北へ。水温23.3度。間もなく黒潮の境目を越える。午後0時10分、樫野崎の東沖6.5マイル(北緯33度28.5分、東経135度59.8分)でルアーを上げて阿田和沖へ向かう。午後1時10分、阿田和沖大敷網の南側のマーカーでシイラ狙いのキャスティングを開始するもストライクなし。水温23.2度。岸側のマーカー周辺は北への潮流がとても速い。午後1時50分、トローリングを再開して沖へ向かう。水温23.1度。午後2時7分、阿田和の南東沖4.2マイル(北緯33度45分、東経136度06.7分)から潮目伝いに南西へ。水温23.1度。午後2時55分、北緯33度40.5分、東経136度04.1分から港方向へ。水温22.7度。午後3時、港の北北東沖3.5マイルでトローリングを終了して宇久井沖大敷網へ。午後3時15分から宇久井沖大敷網の北端付近でキャスティングを開始するがストライクなし。水温23.4度。午後3時45分、釣り終了。午後3時45分帰港。同日、智丸も釣りに出ていたがカジキのストライクなし。大阪湾方面から釣りに来ていたクルーザーが椿沖でカジキをフックアップさせたがライン切れでバラしたとのこと。確認できたストライクはこれ1回だけだった。1週間前までよく釣れていたカジキは、どこかへ行ってしまったのか。

■03/06/22 まだ近くにカジキはいないのか

6月10日から15日までグアムへ釣りに行っていて2週間ぶりの出漁。午前8時20分出港。東沖へ向かう。港の前の水温21.1度。1マイル沖で水温が21.6度に上昇。3マイル沖で22.1度。午前8時38分、3.7マイル沖でクジラ漁船が何隻も見えてくる。ゴンドウの群れが近くで泳いでるのを発見。強い潮目にかかった所で水温が22.6度に上昇。午前8時45分、北緯33度39.7分、東経136度04.8分で釣り開始。そのまま東沖へ向かう。船速6.5ノット。午前8時53分、5.4マイル沖(北緯33度39.8分、東経136度06分)で水温が22.1度まで下がり、間もなく22.4度に上昇。午前9時、6.2マイル沖(北緯33度40分、東経136度06.9分)に潮目があり水温が22.2度に下がる。潮目を越えるとふたたび22.4度に上昇。午前9時5分、6.7マイル沖(北緯33度40分、東経136度07.5分)から北西へ。水温22.2度・船速7.5ノット。間もなく水温が22.4度に上昇。午前9時22分、北緯33度41.5分、東経136度05.7分に潮目があり水温が22.6度に上昇。午前9時27分、北緯33度41.9度、東経136度05分で水温が22.8度から22.5度に下がる。潮目に戻って北東へ向かう。水温22.7〜22.9度。午前9時55分、鵜殿の東沖4.1マイル(北緯33度44.1分、東経136度06.4分)。水温23.0度。漁船がカジキ釣りをしてるのが見えてくる。午前10時、雨が降ったり止んだりし始める。午前10時25分、阿田和の東沖5マイルから南西へ。午前10時50分、北緯33度45.4度、東経136度07.2分の潮目でロングリガーのサザンクロス40mmに110cmのシイラが釣れる。潮目に沿ってジグザグに走りながら南西へ。水温23.0度。午前11時30分、北緯33度42分、東経136度06分で水温が22.5度に下がる。午前11時50分、北緯33度40分、東経136度05分から港方向へ。水温22.2度。マイル沖午前11時58分、港の東沖3.5マイル(北緯33度40.1分、東経136度03.6分)で釣り終了。午後0時20分帰港。港の近くにカジキがいないかと思ってチェックしてみたが、めぼしいストライクはなく釣れたのはシイラだけだった。すさみから潮岬沖では21、22日もとカジキが上がっているとのこと。近くのエリアは水温が23度しかなく上昇が遅れている、カジキが釣れるようになるのは、まだしばらく先になりそう。

■03/06/08 カジキの姿が消えてシイラばかり

斉藤さんら4名と一緒に午前5時35分出港。午前5時50分から宇久井沖大敷網周辺でルアーをキャストしてみるが、北側のブイの所でポッパーにチェイスが1回あっただけでストライクなし。水温20.9度。午前6時10分、太地沖へ向かいながら漂流物を探す。午前6時25分、梶取崎沖3.5マイルから南へ。水温21.7度。午前6時54分、北緯33度27.2分、東経136度00.6分で竹が浮いてるのを発見。キャスティングしてみるがシイラの姿なし。すぐ近くに強い潮目があり、水温が21.5度から23.5度に上昇する。午前7時5分、トローリングで周辺をチェック。午前7時30分、ロングコーナーのニューコナジグ12mmにシイラ65cm。水温22.6度。午前7時35分、両アウトリガーにダブルストライクでシイラがきたがロングリガーはバラシ。ショートリガーの岸漁具製14mmアワビヘッドにきた100cmはキャッチ。水温22.5度。すぐ近くに潮目があり藻がたくさん浮いてたので、しばらくキャストしてみるがストライクなし。午前7時55分、トローリング再開。北緯33度27.8分、東経135度59分から南西へ向かう。午前8時10分、北緯33度26.6分、東経135度58.2分から北東へ。水温23.4度。午前8時27分、北緯33度27分、東経135度59.6分でショートリガーにシイラ75cm。水温23.4度。午前8時35分、北緯33度27.5分、東経136度00.8分から南へ。水温23.0度。午前8時56分、北緯33度25.5分、東経136度00.3分に弱い潮目があり水温が23.7度に上昇。午前9時5分、北緯33度24.9分、東経136度00.4分でショートリガーにシイラがきたがバラシ。水温23.6度。すぐ南に潮目。午前9時20分、北緯33度23.5分、東経136度00.2分から北西へ。水温23.7度。午前9時25分、北緯33度23.6分、東経135度59.6分でショートコーナーのニューコナジグ12mmにシイラ75cm。水温23.7度。午前10時2分、北緯33度26.2分、東経135度56.9分から南西へ。水温23.1度。午前10時32分、北緯33度24.9分、東経135度54.7分で流木のすぐ近くを通るがストライクなし。水温23.5度。西へ向かう。船速4ノット。ソウダガツオのナブラが見える。午前10時47分、北緯33度25分、東経135度53.5分から南に漁船が何隻も見えてる方へ近付いて行く。午前10時58分、北緯33度23.9分、東経135度53.6分でショートリガーにシイラ70cm。水温23.8度。午前11時4分、北緯33度23.4分、東経135度53.7分で一本釣り漁船が釣りをしてる回りをケンケン漁船が何隻も走り回ってるのが見えてくる。水温23.7度。遠巻きに一回りしてから北東へ向かう。午前11時20分、北緯33度25分、東経135度55.4分でショートリガーにシイラ70cm。水温23.7度。東へ向かう。船速9.5ノット。午前11時45分、北緯33度26.1分、東経135度59分でショートリガーにシイラがきたがバラシ。正午、北緯33度26.4分、東経136度01.5分から西へ。水温23.8度。午後0時18分、北緯33度26.7分、東経136度00分から北へ。水温23.8度。午後0時25分、北緯33度27.5分、東経136度00分に弱い潮目があり水温が下がり始める。午後0時33分、北緯33度28.6分、東経135度59.1分で黒潮の潮筋から外れて水温が22.8度に下がる。午後0時40分、北緯33度29.3分、東経135度59.3分でトローリング終了。水温22.7度。漂流物を探しながら港方向へ走る。途中、何も発見できず。午後1時10分、宇久井沖大敷網の南側のブイまわりでキャスティング開始。水温22.3度。南側にはシイラの姿がなく、大敷網の沖側を流し切って北側のブイまで進んだ所でポッパーに75cmのシイラがきた。さらに大敷網の北側に回り込んだ所で70〜80cmを2尾キャッチ。3尾バラシ。午後1時50分釣り終了。午後2時帰港。

■03/06/07 今年第一号、100kgのカジキをキャッチ

6月4日から5日にかけて台風5号が南方海上を通過。波はそれほど大きくならなかったが、念のため用心して天候回復した翌6日まで出漁を見合わせる。長井さんと一緒に午前5時55分出港。樫野崎沖を目指して南下する。港の前の水温20.5度。午前6時25分、梶取崎の東沖1マイル。水温20.8度。午前6時35分、北緯33度31分、東経135度57分でケンケン漁船が多数見えてくる。弱い潮目があり水温が20.9度から21.1度に上昇。午前6時50分、樫野崎の東沖2.5マイル。水温21.2度。午前6時53分、北緯33度26.8分、東経135度54.3分の潮目を越えた所で釣り開始。間もなく水温が22.3度に上昇。そのまま南下する。午前7時7分、北緯33度25.5分、東経135度54.5分で水温が21.8度から次第に上がり始める。午前7時15分、北緯33度24.5分、東経135度54.3分でゴミと藻がたくさん浮いてる潮目を越え水温が23.5度に上昇。潮色がよくなる。午前7時25分、北緯33度23.7分、東経135度54.3分でロングコーナーのジョー・イー40mmコナヘッドとショートリガーの岸漁具製14mmアワビヘッドにダブルストライクで80cmと100cmのシイラが釣れる。午前7時33分、北緯33度23分、東経135度54.3分から北西へ。水温23.8度。午前8時、北緯33度24分、東経135度23.7分で突きん棒の漁船が何隻も魚を探してるのが見えてくる。水温23.7度。さらに北西へ。午前8時1分、北緯33度24.3分、東経135度52.5分の潮目付近で小魚のナブラを発見。水温223.2度。潮目の北側の水温23.2度。すぐ南側は水温23.5度。午前8時15分、北緯33度24.5分、東経135度52.4分から西へ。船速4ノット。水温22.9度。午前8時18分、北緯33度24.3分、東経135度52.2分でセンターの岸漁具製8mmアワビヘッドに80cmのシイラ。水温23.2度。午前8時22分、すぐショートリガーにシイラ75cm。水温23.5度。潮目沿いをジグザグに探りながら西へ。水温が22.9〜23.6度まの間で頻繁に変化する。午前9時40分、潮岬の真南2.2マイル(北緯33度24分、東経135度46分)から東へ。船速9ノット。水温23.6度。潮目の南側に出ると船速が10ノットに上昇。午前10時20分、北緯33度22.3分、東経135度52.5分でロングリガーの岸漁具製20mm白蝶貝ヘッドに70cmのシイラ。水温23.7度。さらに東へ向かううち、午前10時35分、カジキが海面から背中を出してロングリガーのルアーをチェイスしてるのが見える。2回チェイスしたが食わないので、リールをフリーにして誘いをかけると一気に食い付いてリールからラインが勢いよく出て行く。600mぐらい出たところで、ようやく止まったが、最初のうちは重くてなかなか巻くことができない。慎重にファイトし、午前11時40分ランディング成功。ボートに上げようとしたが、2人ではとても持ち上がらないので、角をロープでしばって曳いて帰ることにする。1800〜2000回転、10〜12ノットで約1時間30分かかって午後1時30分帰港。港に上げると思ったより大きくて、全長320cm、推定重量100kgのよく太ったクロカジキだった。ハリ掛かりがきわどく、角の付け根の外側から刺さり9/0のフックが伸びかけていた。50ポンドタックルだからよかったが、80ポンドタックルだったらフックを折られるか、伸ばされていたかもしれない。

■03/06/03 潮岬沖でカジキがルアーをチェイス

沖縄方面から接近した台風4号が5月31日午前5時に四国西部に上陸。温帯性低気圧にかわって日本海へ抜けた。風波は大したことなかったが、紀伊半島南部は大雨。翌6月1日は北西の強風が夜になるまで止まなかった。台風が来る直前までよく釣れてたカツオはどこかへ行ってしまい、1日から2日にかけて出漁した漁船は軒並みボーズ。そこでタックルをカジキ用に載せかえ午前6時35分出港。南沖へ向かう。港の前の水温20.1度。南下するにつれて水温が下がっていく。午前7時、梶取崎の東沖2.5マイルで17.5度から18.3度に上昇したが、茶色っぽい濁りは取れず。午前7時15分、北緯33度30分、東経135度59.6分に弱い潮目があり水温が20.8度に上昇。濁りがややましになる。午前7時27分、北緯33度27分、東経135度59分の潮目を越えた所で潮色が青っぽくかわる。水温20.9度。釣り開始。午前7時37分、北緯33度26分、東経135度58分の潮目を越えた所で黒潮に入る。水温が21.5度に上昇。澄んだ潮色になる。潮に流されながら南南東へ向かう。午前7時50分、北緯33度24.5分、東経135度59.9分で水温が22度に上昇。ケンケン漁船が何隻も見えてくる。午前7時59分、北緯33度23.5分、東経136度00.4分に弱い潮目があり水温が23.0度に上昇。午前8時30分、北緯33度20分、東経136度02.7分から北北東へ。水温23.6度。午前9時20分、北緯33度26.5分、東経136度05.2分の潮目を越えた所で水温が20.9度に下がる。南西へ向かう。船速が4ノットに落ちる。午前10時28分、北緯33度24分、東経136度01.9分から弱い潮目伝いに西へ。水温23.1度。船速3ノット。午前10時45分、北緯33度24.05分、東経136度00.9分でセンターのサザンクロス40mmを小型のカジキが背中を水面に出しながら追うのが見える。ルアーに軽くタッチした後、しばらくルアーを追って泳いでいるのが見えたが、誘いをかけてもストライクせず。水温23.1度。午前10時55分、北緯33度24分、東経135度00.5分から東へ。水温22.9度。船速11.5ノット。午前11時05分、北緯33度24分、東経136度02分から西へ。水温23.1度。カジキの姿が見えた付近を東西に走り続けるうちに北西側から潮目が移動してくる。潮目の北側は水温22.3度。南側は23.1度。水温が高い側を走り続けたが、その後はストライクなし。午後0時25分、北緯33度24分、東経136度02分から北へ。水温22.2度。午後0時40分、北緯33度25.7分、東経136度02.4分で黒潮の境の潮目を越え水温が21.1度に下がった所で釣り終了。午後1時40分帰港。すさみの智丸からの情報では、江須崎沖で100kgオーバーのカジキが上がったとのこと。すぐ翌日も釣りに行きたかったが、台風5号がふたたび沖縄方面から接近しているので出漁を見合わせ、週後半に賭けることにする。

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