Quality Saltwater Game WILD CAT
WILD CAT航海日誌
2002年7月後半

■02/07/30 阿田和沖でカジキを発見したがストライクせず

バッシングポイント池原の山本さん、溝口さんと一緒に午前5時55分出港。東へ走りNo.6パヤオを目指す。港の前の水温25.2度。港を出て間もなく濁りが取れ潮色がよくなる。少し走ると水温が26.0度まで上昇し、すぐに下がり始める。午前6時45分、港から12マイル沖でトローリング開始。水温25.6度。午前7時20分、No.6パヤオエリア。水温25.0度。間もなくパヤオを発見。午前7時30分、No.6パヤオに到着。水温25.2度。周囲を走り回るがストライクなし。午前8時からキャスティングに切りかえる。たくさんのシイラがパヤオに付いているのが見えるがルアーに反応しない。潮は北から南へ流れ、風は南から北へ吹いていて、パヤオは南へ流されている。ボートはゆっくり南へ流れるだけで釣りやすかったが、キャスティングでは結局何も釣れなかった。午前8時40分からふたたびトローリング開始。すぐにパヤオの近くを走ったときにロングコーナーのニューコナジグ12mmにストライクがあって60cmのシイラが釣れた。しかし後が続かず、サメが泳いでいるのが見えただけ。水温25.7〜25.8度。午前9時15分頃から港方向へ。水温25.9度。午前10時50分、港から8マイル沖に潮目。ゴミがたくさん浮いている。水温26.3度。潮目伝いに北へ。午前11時45分、鵜殿沖5.5マイル。水温26.4度。午後0時5分、阿田和沖でカジキがオビレの先端を水面から出しながらボートの左約30mと併走しているのを発見。水温26.2度。付近を走り回るがストライクなし。南西の風が強くなり、次第に波が高くなってくる。午後0時30分頃から南西へ。水温25.2〜25.9度。午後1時30分、港から3マイル沖で釣り終了。午後2時帰港。3日間カジキを探し回って、結局見付けたのは阿田和沖だった。潮の状態が前日までとは急変していて、濁りが取れ、潮色もよくなり、潮目付近ではトビウオがたくさん飛んでいた。いよいよ近くで釣れるシーズンになるかも。それにしても、よい潮が来るときは急に来るものだ。

■02/07/29 黒潮の潮筋まで行ったが大荒れで何も釣れず

午前10時25分出港。勝浦沖水中魚礁へ向かう。港の前の水温26.1度。午前11時00分、水中魚礁の2マイル手前でトローリング開始。水温25.5度。すぐに濁りがややましになる。水鳥が見え始める。午前11時15分、水中魚礁エリア。水温25.6度。水中魚礁の近くを通過して南へ向かう。午前11時30分、北緯33度31分、東経136度06.5分を通過したあたりから潮色がだいぶよくなってくる。水温25.6度。午前11時55分、北緯33度27分、東経136度06.5分で黒潮の境目に到達。南側は激流になっているのがはっきりとわかるぐらいはっきりした潮目ができていている。潮筋に入った所から西へ向かう。船速が4〜4.5ノットに落ちる。走るにつれて東からの波が次第に大きくなってくる。午後1時、北緯33度27分、東経136度02.5分から北西へ。水温26.9度。午後1時10分、北緯33度27.5分、東経136度01.5分、潮筋の北側の潮目。水温25.4度。ゴミがいっぱい浮いている。南西へ。午後1時30分、北緯33度26.3分、東経136度00.4分、潮筋の北側の潮目。水温26.9度。潮目が大きく蛇行しているらしい。潮目の南側のトリヤマが見えたので追いかけていく。東からの波はさらに大きくなり、潮筋の中は大荒れ状態。それ以上南下できそうにないので、午後1時40分頃から北へ向かう。午後2時、北緯33度28分、水温26.4度。午後2時30分、北緯33度32分で釣り終了。薄い濁りが入っている。水温26.3度。北上するにつれて濁りが強くなり、梶取崎沖は白濁状態。鵜殿沖から勝浦沖にかけて濁りが広がっているらしい。いつまでたっても濁りが取れないのは、濁りを押し流してしまうだけの強い潮が入ってきていないからか。近場で魚が釣れないのも、原因は同じかもしれない。

■02/07/28 台風9号通過後の初出漁はノーストライク

7月25日に台風9号が紀伊半島沖を通過し屋久島方面へ向かった。24日から26日まで東の風が強く、新宮港の防波堤が波をかぶるほどの大荒れ。チームワイルドキャットで参加予定の勝浦ビルフィッシュトーナメント(25〜27日)は中止。27日も東寄りの風が強く波が残った。ようやく波がおさり、うねりが残っているだけになった28日午前10時50分出港。東沖へ向かう。港の前の水温26.0度。白っぽい濁りが沖へ走ってもなかなか取れない。午前11時10分、港から2.5マイル沖でトローリング開始。水温26.2度。午前10時25分、港から4マイル沖に流木がたくさん浮いていたので周囲を走り回ったが何もこない。午前11時30分、港から4.8マイル沖で濁りの境目に到達。水温がいったん25.8度に下がって、しばらく走るうちに26.2度に上がる。午前11時45分、港から6.7マイル沖で潮目を通過して間もなく水温が25.3度まで下がり、8マイル沖まで行く間に26.0度まで上がる。午後0時、港から8.5マイル沖で水鳥の群れを発見。水温26.0度。潮色がよくなり、トビウオがたくさん飛んでいるのが見える。付近を走り回るがストライクなし。午後0時45分頃から北西へ向かう。午後0時55分、港から7.5マイル沖に水鳥の群れ。水温26.0度。午後1時15分、港から7マイル沖に潮目。水温26.4度。北東へ向かう。午後1時35分。阿田和沖5マイルから北西へ。午後1時50分、阿田和沖3.5マイルに潮目。水温26.8度。北西へ向かううちに水温が27.0度まで上がる。午後2時、阿田和の東沖3マイルから南へ。午後2時10分、水深200mライン沿いに南西へ。水温26.5〜26.7度。走るうちに水温が26.3〜26.4度に下がる。午後2時45分、鵜殿沖3.5マイルで濁りの中へ入る。水温26.6度。濁りの境目伝いに南へ。午後3時、港から3マイル沖で釣り終了。午後3時30分帰港。宇久井から鵜殿沖にかけては6月後半からの濁りが残っていて、5マイル以上沖へ出ないと潮の状態はよくない。阿田和沖方面が潮の状態はよく水温も26度台後半まで上昇したが、カジキどころかシイラのストライクもなかった。水鳥の群れも見られたし、海の状態は回復傾向にあるようだが、カジキが入って来るには今一歩なのか。

■02/07/23 潮色は回復したが、またまた台風が接近!!

22日のすさみは江須崎沖から日置沖まで潮色があまりよくなかったが、強い潮目ができていた伊古木沖約3.5マイルで117kgのカジキが釣れた。ヒットルアーはロングコーナーで引いていた宮島製40mmコナヘッド。23日は午前9時10分出港。北東の風、晴れ。台風9号が小笠原へ向かって東進している影響で1.5〜2mのうねりが南東から来ているが、風が弱くうねりだけなので釣りに支障はない。港の前の水温24.6度。東沖へ向かうと港から1マイル沖に潮目があり濁りがましになる。水温25.0度。21日に釣りをしたときにくらべると、港から近い場所でも潮色がはるかによくなっている。午前9時25分、2マイル沖でトローリング開始。水温25.1度。午前9時40分、3.5マイル沖でイルカの群れを発見。潮目にさしかかり水温が25.4度に上昇。午前10時、6マイル沖まで行くと水温が25.2度に下がる。午前10時5分、6.5マイル沖から北西へ。水温25.1度。午前10時20分、5マイル沖、北緯33度41分、東経136度06分でロングコーナーの宮島製40mmコナヘッドにストライクがきてクリックが一瞬鳴ったが、すぐに止まってしまってフックアップせず。水温25.5度。付近を走り回るがストライクが続かず、午前10時40分、潮目伝いに南西へ。水温25.8〜25.9度。午前11時5分、宇久井沖4.5マイルから北西へ。水温26.0度。三輪崎沖から宇久井沖へ進むにつれて潮色が悪くなる。午前11時20分、宇久井沖3.5マイルから潮目伝いに北東へ。水温25.5度。潮色が次第によくなる。午前11時50分、鵜殿沖4.5マイルで潮目にさしかかる。水温が25.8度から26.2度に上昇。船速7.3ノット。午後0時30分、阿田和沖6.5マイルから南西へ。水温26.1度。船速7.8ノット。午後0時50分、鵜殿沖4.5マイルの潮目でイルカの群れを発見。水温26.8度。黒っぽい色の潮が沖から突っかけているらしく、強い潮目ができていて潮色も悪くない。付近を走り回るうち、午後1時5分、ロングコーナーにストライクがきて80cmのシイラが釣れた。水温26.8度。さらに付近を走り回ると水温が最高27.2度まで上昇。小型のトビウオが飛んでいるのが何回も見えたが、ストライクが続かなかったので、午後2時から南西へ。鵜殿沖3.8マイルでイルカの群れを発見。水温27.2度からすぐに25.8度に下がる。午後2時20分、港から4マイル沖で流木がたくさん浮いてる潮目を発見。しばらく潮目伝いに走ると、トビウオが飛んでいるのが見えたがストライクなし。午後2時30分、釣り終了。午後3時帰港。鵜殿から阿田和沖の潮の状態はかなりよくなってきていて、もうしばらくすればカジキが回ってきてもおかしくなさそうだったが、海の家へ帰って天気予報を確認したら、台風9号が25日朝には紀伊半島沖を通過して九州方面へ向かうとのこと。翌24日は朝から大荒れで出港不能。カジキと台風はセットなのか……。

■02/07/21 午前は潮岬沖、午後は近場の2ラウンドでシイラ各1尾

坂本誠治君、太田勝規君、貴規君兄弟と一緒に午前5時55分出港。濃い霧がかかっていて視界が悪かったので、宇久井沖大敷網のブイ周辺でシイラをキャスティングで狙ってみる。水温22.8度。小型のシイラが飛んでいるのが見えたがルアーには反応なし。午前6時30分、シイラ釣りを止めて南沖へ向かう。間もなく霧が晴れてくる。午前7時、北緯33度30分、東経136度02分でトローリング開始。水温22.3度。そのまま南へ向かう。午前7時30分、北緯33度27分で潮目にさしかかると同時にショートリガーのサザンクロス30mmにストライクがきて110cmのシイラが釣れた。水温24.5度。潮目を越えると26.1度に上昇。潮目沿いに西へ向かったがストライクが続かないので、午前8時40分、東経135度59分から南へ向かう。午前9時15分、北緯33度23分、東経135度58分から北へ向かう。水温26.8度。午前9時50分、北緯33度27分、東経135度58.5分でシイラが釣れた潮目に戻り、その潮目伝いに東へ向かう。水温24.0度。午前10時45分、北緯33度31分、東経136度02分から港方向へ。すぐに釣りを終了し、午前11時20分帰港。船酔いした坂本君を降ろして、午前11時50分ふたたび出港。港の前の水温24.4度。東沖へ向かい午後0時、トローリング開始。午後0時15分、泥濁りの潮の中でロングリガーのニューコナジグ12mmにストライクがきて70cmのシイラが釣れた。午後0時30分、港から4マイル沖で泥濁りの境の潮目にさしかかったが、沖側に出てもうっすらとした濁りは残っている。水温25.0度。潮目伝いに南へ向かったがストライクなし。午後1時、北緯33度36分、東経136度05分から濁った潮の中へ入り港方向へ向かう。午後1時15分、港から1マイル沖で釣り終了。午後2時帰港。三輪崎沖は濁った潮の外側に出ても潮色がよくない。北緯33度23分付近の黒潮の潮筋もあまりよい潮色ではなかったが、すさみで開催されたビルフィッシュトーナメントでは同様の潮の中で20日に2本、21日に6本のカジキが上がったとのこと。どんな潮なのか確かめるために、明日はすさみへ行くことにして、帰港後に智丸に予約を入れた。

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