Quality Saltwater Game WILD CAT
WILD CAT航海日誌
2002年5月

■02/05/30 勝浦沖で小型キハダマグロ2尾キャッチ

前々日、前日と港から5マイル以内でカツオがよく釣れたとのこと。カワカミマリンの川上さんと午前4時30分出港。南東沖へ向かう。薄曇りでごく弱い東風が吹いているだけのベタナギ。港の前の水温19.5度。1.5マイル沖の潮目を越えた所で水温が21.0度に上がる。午前5時10分、4.5マイル沖でトローリング開始。水温21.5度。沖側の遠方に漁船が数隻走っているのが見えるだけで、釣れてる様子はない。午前5時40分、6.5マイル沖で右潜行板にストライクがきて55cmのキハダマグロが釣れた。水温21.5度。付近を走り回ると約10分後に左ハンドラインに同サイズのキハダ、左潜行板に30cmのマルソウダがきた。そのまま南東へ進み、午前6時10分、勝浦沖水中魚礁の近くの潮目を越えると水温が20.0度まで下がる。勝浦方向へ変針して約2マイル走るとケンケン漁船が密集してるのが見えてきたので付近を走り回る。一本釣りの漁船も何隻か見える。水温21.5度。午前7時10分、50〜60cmのカツオが3尾、右ハンドラインと左ハンドライン、センターにきた。その直後、ロングリガーのサザンクロス40mmにストライクがきたが、アウトリガークリップが外れてクリックが一瞬鳴っただけで掛からず。付近をしばらく走り回ってもストライクがないので三輪崎方向へ。午前7時45分、1.8マイル沖の潮目付近で左ハンドラインにストライクがきて70cmのシイラが釣れた。水温20.5度。そのまま港へ向かい、午前8時、1.5マイル沖の大敷網のすぐ近くロングリガーにストライクがきて80cmのシイラが釣れた。水温20.2度。ルアーを引いたまま港のすぐ近くまで走り、午前8時10分釣り終了。午前8時30分帰港。帰りに川上さんにガシラをもらう。唐揚げと煮付けにして食べたらめちゃおいしかった。滝岡君に聞いた話では、2、3日前に鵜殿の大敷網に100kg前後のシロカジキが入ったとのこと。そろそろ真剣にカジキ狙いに切りかえた方がいいかもかもいれない。

■02/05/22 今度はカツオが行方不明。シイラ入れ食い

午前4時30分出港。三輪崎漁港の沖合は無風、ベタナギ。巡航20ノットで一気に真南へ向かう。港の前の水温18.5度。勝浦沖で19.5度に上昇。その後、いったん21.5度まで上がってから20度台に下がる。午前5時20分、串本大島の真東沖、北緯33度27分付近でたくさんのクジラ漁船が操業しているのが見えてくる。潮目を越えて水温が再び21度台に上がった所でトローリング開始。南下するうちに水温が21.5度から23度台まで上昇。北緯33度26分付近は23.3度。それ以上南下しても水温は23.2〜23.3度のままで変化しない。まわりにはケンケン漁船もたくさん見えている。午前5時45分、北緯33度25分まで南下した所から北西へ向かう。西向きに走ると速度が3ノット台まで落ちる。潮流がとても速い。あいかわらずほとんど無風だが、潮流の影響で1mぐらいの波が立っている。午前6時30分、北緯33度27分付近の潮目伝いに西へ向かう。潮目の北側に出ると水温が21〜22度台まで下がる。午前7時40分、樫野崎の東沖4マイルの所でUターンし潮目伝いに東へ向かう。東向きに走ると速度が10〜11ノット台に上昇。潮流の速さは3〜4ノットあるらしい。午前8時、東経136度8分を越え、勝浦沖水中魚礁の真南付近まで進んだ所でいったん南へ向かう。午前8時30分、北緯33度24分まで南下しても水温が23.3度から上がらないのを確認した後、Uターンして北上、勝浦沖水中魚礁を目指す。結局、潮岬沖では何のストライクもなかった。北緯33度27分付近でふたたびクジラ漁船が見えてくる。クジラの群れも何回か見えたが、近くに漁船がいるためか動きがとても素早く写真を撮ることはできなかった。潮目を越えると水温が21度台に下がる。その後、ゆっくりと水温が下がり続けて、北緯33度29分30秒付近で19.9度。午前10時、水中魚礁の1マイル手前で藻がたくさん浮いてる潮目を発見。潮目を越えると水温が21.6度まで上昇。午前10時10分、水中魚礁エリア。水温21.6度。水中魚礁の北側は水温21.8度。水中魚礁を一回りしたがストライクなし。南側の潮目がいい感じだったので、水中魚礁を離れて潮目へ向かう。午前10時20分、潮目の手前でショートリガーとロングコーナーにダブルストライクがきて、ショートリガーはバラシ、ロングコーナーの方は80cmぐらいのシイラをキャッチ。潮目付近の大きな流れ藻の塊の近くを走ると次々とシイラがストライクしてくる。サイズは60〜70cm。シイラがジャンプしている姿やナブラも見える。6尾釣れたうち5尾だけキープ。ほかにバラシ多数。ストライクがきてフックアップしないことも多かった。ショートコーナーのニューコナジグ12mmとロングコーナーの同16mmにはどんどんストライクがくるのに。センターのスーパープレーンとカツオ用ルアーのセットにはなかなかストライクがなく、最後の最後に1尾釣れただけだった。ルアーは悪くないはずなので、セッティングを研究する必要がありそう。潮目は北へ移動しているらしく、潮目伝いに走りながら釣りをしているうちに、いつの間にか水中魚礁エリアに入っていた。午前11時40分、北西へ向かうと潮目がはっきりしなくなってきたので、潮目を離れて梶取崎方向へ。水温が19.4度まで下がる。梶取崎の手前5マイル付近でクジラがジャンプするのが見えた。クジラ漁船も数隻操業中。水温が20.0度まで上昇。午後0時30分、南西の風が強くなり白波が立ち始めたので、梶取崎の4マイル手前で釣り終了。午後0時50分帰港。

■02/05/09 川上さんと潮岬沖へ。カツオ3尾キャッチ

カワカミマリンの川上さんと一緒に午前4時50分出港。真南へ向かう。港の前の水温19.0度。曇り空で風は弱い。うねりが南東から来ている。午前5時45分、港から約14マイルの所でトローリング開始。水温が19.9度から一気に22度台まで上昇。南へ走ると22.9度まで上がる。操船は川上さんにまかせて、ひさしぶりにルアーのウオッチに集中する。黒潮の潮筋に入るとがたくさん飛んでいて、漁船もたくさん走っている。なぜか捕鯨船も走っていた。午前6時5分、北緯33度25分、東経136度00分付近でハンドラインにカツオがきた。水温22.8度。左サイドと右の潜行板、センターに一度にきたが、左サイドを取り込み中に右潜行板のラインにからんで、潜行板の魚がバレてしまった。ランディングできたのは50cmと60cmの2尾だけ。「取り込みの手際が悪い」と川上さんに笑われる。午前6時30分、ショートリガーのオクヘッド24mmに80cmぐらいのシイラがきたがバラシ。午前6時40分、両サイドのハンドラインにカツオがきて、45cmを1尾キャッチ。1尾はバラシ。後からきたのを川上さんがキャビンから出てきて取り込む方が仕事が早く終わって、こっちは取り込み中にバラシてしまう。午前7時過ぎにロングリガーのサザンクロス40mmにシイラがきたが、またまたバラシ。付近を走り回るが、その後ストライクなく、午前8時10分頃から港方向へ。午前8時40分釣り終了。午前9時30分帰港。潮岬沖まで行けば、あいかわらずカツオとシイラが釣れる。ハンドラインのシステムも比較的うまくできあがった。あとは潜行板の手元のラインを低くして、他のラインにきた魚を取り込み中にからまないようにできればほぼ完成か……。それにしても取り込みの手際が川上さんにくらべると圧倒的に悪く、時間が倍ぐらいかかってしまっている。これは練習するしかないと反省。

■02/05/08 勝浦沖のシイラ行方不明。ノーフィッシュ

お昼過ぎに三輪崎に到着。時間は遅かったが、ペンションながいへシイラを持って帰りたかったのと、アウトリガーのセッティングを確認しておきたかったので、午後3時25分出港。新宮港に大型客船が入港している。港の前の水温19.3度。曇り空で風は大して強くないが、南から大きなうねりが来ている。時間がないので無理をせず勝浦沖水中魚礁へ向かう。しばらく走るうちに18.9度まで下がって、すぐに19度台に戻る。午後3時50分、水中魚礁の5マイル手前でトローリング開始。4マイル手前付近から鳥が見え始める。午後4時30分、水中魚礁エリア。水温19.5度。鳥はたくさん飛んでるが、ルアーには何もこない。水中魚礁の近くを走り回る。南側は水温19.5〜19.6度。北側の方が水温が高く19.8〜19.9度ある。しかし、あいかわらず何もこない。午後5時、港方向へ。港から約5マイル沖にいい感じの潮目があり、鳥がたくさん飛んでるが、ストライクの気配なし。午後6時、港から3マイル沖で釣り終了。午後6時20分帰港。3時間足らずの釣りだったが、水中魚礁付近では何も釣れなかった。シイラも4月末には釣れてたのがいなくなっている。昨年も同様のことがあったが、時期的には半月以上早いような気がする。ストライクがなかったので、アウトリガーのセッティングの確認もできなかった。

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