Quality Saltwater Game WILD CAT
WILD CAT航海日誌
2001年6月

■01/06/19 10マイル沖でカジキのチェイスがあったがミスバイト

宮島康彦さんと午前6時30分出港。南風がけっこう吹いているが、波はそれほど高くないので、東沖へ向かってNo.6パヤオを目指す。港の前の水温21.2度。6マイルぐらいの所でトローリング開始。水温は21.8〜21.9度。9マイルあたりから流れ藻が多くなって水温が21度に上がった。10マイルを少し過ぎた所でロングリガーの宮島ルアーにカジキのチェイス。宮島さんが見ていて、カジキが背中を出しながら近寄ってきてルアーに襲いかかり、大きな水しぶきが上がったそうだ。しかし、ミスバイトしてアウトリガーのコードがずれただけで終わってしまう。チェイスがあった所の水温21.1度。北緯30度42.024分、東経136度11.737分。そのまましばらく走り続けたがストライクはなく、沖へ出るに従って波が高くなってきたので、12マイルぐらいの所でUターン。カジキのチェイスがあった所を通過しても何も起こらず、6マイル付近まで戻った所で波が少しおさまってきたので、南へ進路をかえて勝浦沖の水中魚礁を目指す。水中魚礁の手前2.5マイルあたりまで波がましだったが、水中魚礁に近付くに従って波が大きくなってくる。走るのに支障はなさそうだったので、そのままトローリングを続けるが、1時間以上走り回っても何も起こらない。水中魚礁付近の水温21度。飛び魚がたくさん飛んでいる。釣り続けるうちに南西の風が強くなり、波がさらに高くなってきたので、いったん梶取崎方向へ向かい、途中から三輪崎漁港へ向けることにする。三輪崎漁港の沖3マイル付近までトローリングを続けたが、何も起こらないまま終了し、午前11時帰港。ボートを片付け終わって午後になったら、風はさらに強くなり沖は大時化になっていた。

■01/06/18 勝浦沖水中魚礁で粘ったが何も起こらず

スポーツワールドの榊原君と一緒に午前6時30分出港。港の前の水温20.9度。ちょっと沖へ出ると22度台になる。まず最初に6月4日に見付けた魚礁でジギングをしてみる。魚探にはいい感じで魚の群れが映ってたがヒットなし。午前8時頃、勝浦沖の水中魚礁へ向かう。水温はすぐ23度台前半まで上がる。水中魚礁の2.3マイル手前でトローリング開始。沖はベタナギで潮目がよくわかる。2時間ほど水中魚礁のまわりを走り回るがストライクなし。潮目伝いに南へ向かうと、水温が23度台後半から24度台になる。約3マイルほど南下した所で全長2mぐらいのイルカが泳いでいるのが見えてすぐ、カツオ用のルアーをセットしたロッドに突然ダブルでストライクがきて35cmくらいのカツオが2尾釣れた。さらに南下して潮岬の真東あたりまで行ったが、ストライクがないのでUターンして、再び勝浦沖へ向かう。水温は南下したときよりさらに上がって、場所によって24度まで上がっ台後半になる。水中魚礁の近くを走ると、部分的に25度を超える所もある。しかし、魚の気配はまったくない。正午を過ぎても何もこないので、潮目をチェックしながら北上。途中から三輪崎漁港方向へ向かう。南風が吹き始めて波が出始めた。港から約3マイルの所でトローリングを止めて、宇久井沖の大敷網へ。キャスティングでシイラを狙うがヒットなし。最後に水深40mの魚礁でジギングをやってみたが、ここでもヒットなし。午後2時頃から南西の風が強くなり、次第に波が高くなってきたので、午後2時30分に釣りをやめて、午後3時帰港。宮島さんからの情報では錦の宗丸がパヤオで35kgのマカジキを釣ったとのこと。パヤオには大きなカツオもたくさんいたそうだが、川上さんの話では三輪崎の漁船はあまりよくなかったらしい。

■01/06/17 勝浦沖水中魚礁で100kg級のカジキをバラシ

午前9時に三輪崎漁港へ行ったら、ヤマハが新型のUF-24を持ってきて試乗会をやってた。思わず乗せてもらう。川上さんから情報収集した後、午前10時出港。勝浦沖の水中魚礁を目指す。湾内でたくさんのプレジャーボートが釣りをしていた。港の前の水温20.8度。途中、5マイルぐらいの所でいったん22度まで上がって、すぐに21度台に下がる。水中魚礁に近付くと、再び水温が上がって22度台になる。水中魚礁の手前2.3マイルの所でトローリング開始。ルアーをセットし終わって約10分後、いきなりロングリガーのサザンクロス40mmにストライクがきて、80lbのラインが勢いよく引き出された。ボートの真後ろ100mぐらいの所で100kgオーバーのカジキが激しくジャンプしている。ほかのタックルを片付けながら見ていると、ジャンプを繰り返しながらどんどん走っていく。300mぐらい走ったところでラインの走りが止まり、ロッドが元に戻った。ストライクがあった所は北緯33度33.052分、東経136度06.891分。水温22.3度。タックルをセットしなおして周辺を走り回る。約2時間走って水中魚礁を中心に5回ぐらい行ったり来たりしたが、魚の気配がぜんぜんなくカツオもシイラも釣れない。あまりにも何の反応もないので、潮目伝いにジグザグに走りながら北北東へ向かって走る。三輪崎沖の海溝の上まで走ったところで港へ向けて変針し、三輪崎漁港から約3マイルの所で釣りをやめて午後3時帰港。港へ帰ってから聞いた情報では、カツオは約13マイル沖と南へ30マイルぐらいの所で4〜5kgクラスをまじえてよく釣れているとのことだった。

■01/06/08 潮岬沖でファーストマーリンをキャッチ

ルアービルダーの宮島康彦さん、飛魚丸の谷正門さんと一緒に午前6時30分出港。トップリガーを使う準備をしながらゆっくりを沖へ向かう。港の前の水温19.8度で前日よりも下がっている。そのまま一気に南下して潮岬沖を目指すが水温がなかなか上がらず、三輪崎漁港から20マイル付近でも21度台後半しかない。22度を超えた所でトローリング開始し、そのまま南下を続けて水温が高い場所を探すことにする。潮岬から10マイル付近まで行った所でロングリガーの宮島ルアーにストライクがあったが、クリップが外れただけでラインが走らない。そのまましばらく走り続けると、今度はトップリガーのロングラインにストライクがきた。グラスファイバーのポールが大きくしなって、2回目にゴムバンドが切れたがラインが走らない。一瞬、間を置いて、すぐにロッドが大きく曲がってラインがゆっくりと走りだした。谷さんがファイティングチェアに座ってファイトを始めるが、あまり強い引きはなく、リールを巻くのについて寄ってくる。宮島さんがリーダーをつかんで引き寄せると小さなマカジキだった。谷さんがはく製を作るためにキープ。重さ15kg、長さ162cm(又長)。その後、付近を約1時間走り回ったが何のストライクもなく、トローリングしながら港へ向かうことにする。途中、水温22.7度まで上がるが、あいかわらず何のストライクもないまま、午後1時30分帰港。マカジキが釣れた時刻は午前8時30分。水温22.1度。場所は北緯33度14.131分、東経135度49.492分。ルアーは白丁貝製の宮島ルアー

■01/06/07 勝浦沖水中魚礁付近で110cmオーバーのシイラキャッチ

スポーツワールドの藤原秀揮君と午前6時出港。勝浦沖の水中魚礁を目指す。港の前の水温20.2度で、3日日前に出漁したときよりも下がっている。水中魚礁の2マイル手前でトローリング開始。水温22度台前半。水中魚礁の近くを走り回るがストライクがないので北東沖へ向かう。突然、センターのカツオ用のルアーにストライクがきて勢いよくラインが走った。ほかのタックルを全部上げて藤原君がスタンディングファイト。上がってきたのは110cmを越えるシイラ。水温22.5度。その付近を行ったり来たりしているうちに、智丸の朝元船長から電話がかかってきて、新宮沖の近い所ですさみの船がカツオを入れ食いさせてるとのこと。シイラが釣れた場所と水中魚礁付近を行ったり来たりしてもストライクが続かないので、いったん梶取崎方向へ走って、岸から5マイルぐらいの所を三輪崎沖へ向かうことにする。水中魚礁から2マイルぐらいの所でカツオ用のルアーにストライクがきて、35cmぐらいのカツオが釣れた。カツオ用のルアーを二つに増やす。ちょっと走るとすぐにストライクがきて45cmぐらいのカツオが釣れた。このときはダブルストライクだったが、1尾はバレてしまった。カツオを取り込んで走りだすと、すぐにまたストライクがきて35cmぐらいのカツオが釣れた。その後はストライクが続かず、早めに片付けて午後0時30分帰港。魚市場をのぞきに行ってみると、漁師がたくさんのカツオを釣ってきていた。

■01/06/04 勝浦沖にサメがウヨウヨ

朝寝坊して午前11時に三輪崎漁港へ。漁師のおっちゃんに聞いたら、今日はぜんぜん釣れてないとのこと。大きなルアーを3個、小さなルアーを1個セットして、カジキ狙いで午前11時30分出港。勝浦沖の水中魚礁へ向かう。水温が前日よりもさらに上がって、三輪崎漁港の前ですでに21度を超えている。沖へ出ると20度台まで下がり、さらに沖へ走るとすぐに21度台後半まで上がる。水中魚礁に近付くとさらに上がって22度台になる。水中魚礁の2マイル手前でトローリング開始。30分ほど水中魚礁のまわりを走ってみるが何もこない。水中魚礁から離れて東へ向かうと、10頭ぐらいのイルカの群れが見えた。沖へ行くにつれて水温が上がって23度台になる。サメが背ビレを出して泳いでいるのが見える。南寄りに方向をかえて、さらに沖へ行くと潮目を越えた所で水温が22度台に下がる。南西方向へジグザグに走って水温23度台の潮が南西から北東へ帯状に流れているのを確認。水温23.4度の所を越えて大きな潮目にさしかかった所で方向をかえ、水中魚礁付近へ戻る。その間、サメが泳いでいるのを何回も見る。ボートを回してルアーを目の前に持っていくがストライクしない。水中魚礁を越えた所で釣りをやめて帰港する。港の手前で魚探に何か写ったので、すぐにUターンして調べてみると、水深80mぐらいの底に高さ10m近い大きな根があるのが見付かった。何か魚の群れが付いているのも魚探に写っている。GPSにマークし、そのうちジギングか何かでチェックしてみることにして、午後3時30分帰港。すさみの朝元さんに電話して聞いたら、すさみ漁港から15マイルぐらい沖、水温23度台から24度の所で昨日まで3日連続でカジキのストライクがあって、全部バラしたとのこと。

■01/06/03 80lbタックルに大きなシイラがきてたいへん

午前5時出港。真東沖へ向かう。前日よりも水温が上昇して、港の前で20度台後半ある。いったん20度ちょっとまで下がって、すぐにまた上がり始め、10マイル付近で21度台後半になる。12マイルぐらいの所でトローリングを開始し、潮目伝いに勝浦沖へ走るつもりだったが、東へ走っても走っても漁船がたくさんいるので、そのまま東へ走り続けて18マイル付近まで行ってしまった。さらに沖を走っている漁船もたくさん見えるが、ストライクがないのでUターン。12マイル付近まで戻った所で、潮目伝いに南西に向きをかえ勝浦沖を目指す。水中魚礁の東沖に近付いた所でクジラ狙いの突きん棒の船がたくさんいるのが見えてきた。船団をかわして沖側へ回り込んだ所で、ロングコーナーのカツオ用ルアーにストライクがきて、40cmぐらいのカツオが上がってきた。その付近を走ってみるが、それっきりストライクがこない。水中魚礁付近を走ってから南西沖へ向かうと、水温が22.5度まで上がる。暖かい潮が入ってきているらしい。水中魚礁付近に戻ると、ホエールウオッチングの船がウロウロしていた。水中魚礁を通り過ぎた所でロングリガーのサザンクロス40mmにストライクがきて、80lbのラインが走った。一瞬、カジキかと思ったが、すぐに止まってしまう。ほかのタックルをすべて上げて10分ぐらいかかって取り込むと、120cmぐらいのシイラだった。水中魚礁付近をしばらく走った後、梶取崎方向へ走り、梶取崎から6マイル沖ぐらいの所で北東に転進。そのまま三輪崎漁協の沖まで走った所で、前日と同じ南西の風が出てきたので早めに釣りをやめて午後0時30分帰港。

■01/06/02 カツオ3尾とシイラ4尾、メーター級まじり

前日、カワカミマリンに電話したら、4マイルぐらいの所でカツオがよく釣れてるとのこと。午前0時30分に海の家に着いて仮眠の後、午前5時30分出港。勝浦沖の水中魚礁へ向かう。1週間前よりも水温がかなり上昇していて、港の前で20度台後半。沖へ行くと19度台後半に下がって、すぐに21度近くまで上がる。水中魚礁の手前1.5マイルの所でトローリング開始。しばらく水中魚礁のまわりを走ってみるがストライクがない。潮目伝いに南へ走ると、大きな流れ藻の塊が見えてきた。近くを走るとすぐにストライクがあって、1m前後のシイラがトリプルできた。ボートを回しながら流れ藻の塊があった所をながめていると、大きなシイラが飛んでいるのが見えて、すぐに場所がわかった。流れ藻の塊の横を3回通って、ストライクは7回、手元まで上がってきたシイラは4尾。全部80cmぐらいから1mクラスで、寄せてきてリリースするだけでもたいへん。水温は21.5度。そのまま続けても疲れるだけなので、流れ藻の塊を離れて水中魚礁へ戻る。水中魚礁を通過して北東沖へ向かうと、たくさんの漁船が集まっているのが見える。船団の沖側を迂回して南へ回り込んだ所で、35cmぐらいのカツオが2本バリ仕掛けにダブルできた。その付近を走るがストライクが続かず、ちょっと離れた所で大きなガスボンベが浮いているのを発見。近付いていく途中でふたたび2本バリ仕掛けにストライクがきて、先の方のルアーに60cmぐらいのカツオが掛かって上がってきた。その後、カツオが釣れたあたりと水中魚礁の間を2回ほど行ったり来たりしたがサメが泳いでいるのが見えただけでストライクがないので、午後1時30分頃から北へ向かう。南西の風が次第に強くなり、波が高くなってきた。そのまま鵜殿沖まで走って所でタックルを片付けて午後3時帰港。最後は1.5〜2mぐらいの波になっていた。

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