Quality Saltwater Game WILD CAT
WILD CAT航海日誌
2000年9月

■00/09/28 2日連続でカジキのストライクあり。またもバラシ

午前7時出港。前日、カジキのストライクがあったエリアを目指す。5マイル沖あたりで鳥が飛んでるのが見えた所からトローリング開始。すぐにロングリガーのニューコナジグ12mmにストライクがあったがフックアップせず。その数分後、同じルアーにストライクがきて一気にラインが走った。ボートを止め、ロッドをファイティングポジションに移動。ドラグを絞めてもラインが止まらない。大きなシイラかと思っていると、いきなりロッドが戻ってスッポ抜けた。その直後、ボートの真後ろ40mぐらいの所でカジキが尾ビレで水面を切りながら泳いでいるのが見えた。スッポ抜けたルアーを追っているらしい。急いでリールを巻いたが反応はなかった。ストライクがあったエリアのまわりで午前10時頃までルアーを引き続けたがストライクなし。約3マイル北東へ移動したところで鳥の群れが水面に浮いてるのを発見。近付いて行ったら、群れにすぐそばに流木があった。流木の横を走ったら一発で55cmと70cmのシイラがダブルストライクできた。周囲を走っていると、流木のまわりで小型のシイラが跳ねているのが見える。たくさんのシイラが付いているらしい。同じ流木のそばをもう1回走ったら、すぐに60cmのシイラがきたが、その後はストライクなし。潮目がもうひとつはっきりせず、ベニヤ板などが浮いていても小さなシイラが付いているだけで、ルアーを追っているのは見えるがフックアップしない。最後は3マイル沖のエリアまでルアーを引きながら戻ってみたが魚らしい反応なし。午後1時30分帰港。水温は始めから終わりまで24.9〜25.0度だった。こんな時期にまだ鵜殿沖5〜6マイルのエリアにカジキがいて、2日連続でストライクがあったのには驚き。やってみなけらばわからないものだ。

■00/09/27 カジキのストライクがきたがフックアップせず

午前7時30分出港。秋らしい好天だが、朝はとても寒い。一気に5マイル沖まで走り、鳥がたくさん飛んでるのを見てトローリング開始。潮目伝いに鳥を追いかけるうちに60cmぐらいのシイラがきた。その後、アタリがなく、8マイルぐらい沖まで出て潮目を探すが、あまりよい潮目が見付からず漂流物も少ない。水温は前日よりも下がっていて、25.0〜25.2度。一番沖まで出たところで同サイズのシイラがもう1尾釣れたが、潮はあまりよくなさそう。6マイル沖あたりまで戻りながら、ちょっとした潮目を見付けては流木ベニヤ板のまわりでルアーを引いてみる。30cmぐらいの魚がルアーを追いかけている姿が何回も見えるがフックアップしない。小さなシイラかも。午前11時頃から潮目伝いに阿田和方向へ走る。岸から沖へ向かって伸びている潮目は沖の潮目よりもはっきりしていて、漂流物もたくさんあって釣れよさそう。しばらく行くと切り株を発見。その横を通ったときに65cmぐらいのシイラがきた。昨日の帰りがけにダブルストライクでシイラがきたのとほとんど同じ状況。切り株を中心にしばらくまわりを回っているうちに、ロングコーナーのルアーのすぐ後ろに魚の背中が見えた。大きなシイラかなと思って見ていると、黒い背中で波を切りながら魚がルアーに近付いて激しく食い付く瞬間にカジキの角が見えた。ロッドが曲がってラインが引き出され、魚が右舷側へ走る。30mぐらい走ったところでジャンプ。150lbぐらいのカジキだったが、すぐにラインが走るのが止まってバレてしまった。残念。その後、午後1時までまわりを走り回ったが、シイラがルアーを追っているのが見えただけでストライクはなし。風が南西にかわって波が高くなってきたので引き上げる。帰港して給油の後、午後3時30分頃から川上さんとジギングに出かける。八幡出しとサバ島でカンパチを狙ったが、サビキでアジが釣れただけで、メタルジグにはヒットなし。午後5時30分帰港。

■00/09/26 水温が下がってシイラはやや小ぶりに

2、3日前から北寄りの風が強くなって気温が下がった。朝は寒いぐらい。午前8時30分のスタートで阿田和沖の潮目を目指す。約5マイル沖あたりで水温が25度を超えた所からトローリング開始。0.5マイルぐらい走った所で潮目も何もないのに60cmぐらいのシイラがきた。さらに沖へ出ると潮目があり、1m四方ぐらいのベニヤ板が流れているのを発見。近付くとすぐにストライクがあって、55cmぐらいのシイラをキャッチ。ランディングして、次に走り始めるとすぐにストライクがきて、今度はちょっと大きい65cm。その後、6〜8マイル沖の潮目沿いで流木や板を見付けるたびにストライクがあったが、魚が小さいからかフックアップしないことが多かった。直径20cm以上の流木や1m四方以上の板などでたいていストライクがあり、ランディング中にたくさんのシイラが群れになって追ってくることが3回あった。ただし、前週にくらべるとサイズは小さく、1mオーバーは見られなかった。小さな流木や流れ藻、ゴミなどでは反応がほとんどなかった。沖の水温は25.2〜25.6度。午後1時前頃から潮目伝いに三輪崎漁港へ向かって走り始める。15分ぐらい走った所でシイラの65cmと70cmがダブルストライクできた。同じ潮目をしばらくチェックしたが、その後ストライクなく帰港。カワカミマリンに寄ったら、アメリカのウエストマリンからファイティングチェアが届いていた。すぐに組み立ててみる。川上さんの話によると、水深20mラインの根回りで1kgクラスのカンパチが釣れてるらしい。「明日の昼からでも、時間が取れたら一緒にやってみようか」ということになり、明日に期待して引き上げる。

■00/09/21 東の風が強くて釣りにならず。港から出ただけ

午前5時30分に出漁したが、東の風が強く波が高くて釣りにならないので、何もしないで引き返した。午前6時30分帰港。熊野川からの濁りはほとんど取れてた。

■00/09/18 2週間ぶりの出漁。シイラ大漁

しばらく荒天が続いたため2週間ぶりの出漁。午前7時に出港し、シイラとカジキ狙いで阿田和沖の潮目を目指す。岸寄りは熊野川から流れ込んだ濁流の影響で赤濁りになっている。3マイル沖の潮目で濁った水と澄んだ水がきれいに分かれていた。約4マイル沖でトローリング開始。6マイル沖あたりまで出たところで、いきなり70cmぐらいのシイラがセンターのロングラインにきた。ルアーはニューコナジグ12mm。6〜7マイル沖の潮目で漂流物のまわりを流すと、次々にシイラのストライクがくる。70〜80cmクラスはサザンクロス30mmイエローにもよくストライクがきた。木箱やベニヤ板など、比較的大きな漂流物には、ほとんどと言ってよいぐらいの確率でシイラが付いていて、木箱の所で釣れたシイラを寄せてきたら、30尾ぐらいの群れが追いかけてきた。北東から南西への潮目が0.5マイルぐらいの間隔で平行にあって、沖側の潮目に漂流物がたくさんあり、シイラもたくさんいた。釣る気なら何尾でも釣れそうな感じ。正午頃からルアーを引きながら港へ向かう途中で流木を発見。すぐに80cmぐらいのシイラが釣れた。流木のまわりを流すたびにストライクがきて、最後は130cmぐらいの雄のシイラにモールドクラフトを持っていかれてしまった。午後1時帰港。釣果はシイラの60〜100cmを15尾。

■00/09/05 北東の風強く取材どころか出漁もできない

北東の風が前日よりもさらに強く、波も高くなったため出漁せず。タックルを片付けただけ。

■00/09/04 加藤誠司プロの本の写真取材は荒天で苦戦

加藤誠司プロの本の写真撮影。朝一番に阿田和の大敷網へ向かいシイラを狙ったが、チェイスが2回、ストライクが1回あっただけで、ラインを切られてバラしてしまった。オキサワラかもしれない。大敷網のヤグラは1基を残してほかはなくなってたため、黄色いブイを中心に狙った。翌5日の帰りの道中、ヤグラが陸揚げされているのを確認。残りの1基もなくなるのは時間の問題かもしれない。前回、8月26日と同じルアー船が釣りに来ていた。シイラの反応がかんばしくないのは、フィッシングプレッシャーの影響かも。その後、トローリングでシイラとカツオを狙ったバがストライクなし。次第に北東の風が強くなり、波が高くなってきたので、早めに港へ帰ってボートの走行シーンを撮影して取材を終了。水温はやや下がって、2〜3マイル沖で26.2〜26.4度だった。

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