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WILD CATが普段の釣りの対象にしているのは、ほぼ上のチャートの範囲内です。ポイントは浮き魚礁(パヤオ)、水中魚礁、大敷網のマーカー、水中の岩礁などが豊富にあります。航海日誌のポイント名、地名は上の図を参照してください。代表的なポイントを写真で紹介しましょう。
パヤオ(浮き魚礁)
七里御浜から大王崎の沖合にかけて6基のパヤオがあります。そのうちWILD CATで狙えるのは近くにある2基から3基。一番近いパヤオまで、巡航速度で1時間ちょっとかかるため、凪の日でないと行くことができません。
水中魚礁
2000年3月、3カ所の水中魚礁が和歌山県南部の沖合に設置されました。場所は市江崎沖、潮岬沖、梶取崎沖の3カ所です。三輪崎漁港からは梶取崎沖の水中魚礁が一番近く、巡航速度で約30分の位置にあります。
潮目
熊野灘から潮岬のかけての沖合は潮流が複雑で激しく、岸寄りからはるか沖まで様々な位置に数多くの潮目ができます。潮目は回遊魚の絶好のポイントです。
流木
流木はシイラだけでなく、オキサワラやカツオ、ツバス、カンパチなども付く好ポイントです。こんな大きな流木が見付かったら、大漁間違いなし。流木に付いている魚を狙ってカジキなどの大物が近くを回遊していることもあります。
漂流ブイ
潮目にはいろんな漂流物が集まっています。こんなブイが流れていることもあります。小さな漂流物でもたくさんの小魚が付いていることがあり、それを狙う大物も集まって好ポイントになります。
延縄のブイ
長さ数kmにも渡る大規模な延縄が入っていることがあり、その目印のブイにシイラなどが付いていることがあります。
トリヤマ
トリヤマは沖で魚を釣るときの代表的なポイントです。たくさんの鳥がいる所には、必ずと言っていいほど何かの魚がいます。特にカツオの群れには鳥が付いている確率が高くて、魚を探すよい目印になります。
ナブラ
ナブラは魚の群れそのものですから、これを見付けたら釣れるのはまず間違いなし。三輪崎沖ではツバス、ハマチ、カンパチなどのナブラがよく起こります。写真は新宮港内で見付けたツバスのナブラです。
阿田和沖大敷網
阿田和沖の大敷網の周囲には、写真のような目印のイカダがいくつか浮いています。シイラやオキサワラ、ツバス、ハマチ、カンパチなどの好ポイントです。
宇久井沖大敷網
三輪崎漁港を出てすぐの所にある宇久井沖の大敷網は、最も手軽にシイラなどを狙える好ポイントです。オキサワラや、ツバス、ハマチ、カンパチなどが付いていることもあります。
宇久井沖大敷網のブイ
宇久井沖大敷網の先端部には写真のようなブイがあります。いつも何か魚が付いている好ポイントです。